第78回卒業生 答辞
答辞
暦の上では、はや啓蟄を過ぎ、冬ごもりの虫たちも、顔を覗かせる時期になりました。
そのような、春のかすかな訪れを感じる今日という佳き日に、私達162名は、卒業という大きな節目を迎えようとしています。
本日は、私達のために、このような心温まる式を挙行していただき、卒業生一同、心よりお礼申し上げます。
長いようで短かった、亀田中学校での3年間を振り返ると、様々なことが思い出されます。
私が、まず思い浮かべたのは、とにかく賑やかで、活気溢れた学年だったということです。私達は個性が強く、まさに十人十色。一人ひとりが、違う色を持っていました。
そのため、いつも切り替えが遅い、と先生方から注意を受けることもありましたが、それも、少しずつ改善されていきました。ですが、それ以上に、私達の持ち前の明るさが光っていたと思います。そのことを強く実感したのが、今年の美原祭でした。
合唱では、練習から本番まで、各クラス様々な課題や、ぶつかりがあったと思います。音が高い。難しい。揃わない。そんな、後ろ向きな言葉を言わざるを得なかったこともあったかもしれません。それら、すべてを跳ね除き、美しいハーモニーを奏でることができました。
美原祭だけでなく、体育祭、修学旅行、委員会での他学年交流など、様々な場面でその力を発揮し、自分自身はもちろん、亀中全体を前進させることができました。3年間で、学力や体力も成長しましたが、このような、実際にいた人だけがわかる、言葉には表しきれないようなものが、一番大事だと私は思っています。
そんな私達を陰で支えてくれた、たくさんの方々に、感謝の礼を述べさせてください。
在校生のみなさん。この学校生活は、3年生だけで、築き上げてきたものではありません。後輩達がいたからこそ、私達は、ここまで成長することができました。これからは、皆さんが亀中の新しい伝統を作っていく番です。4月に入学してくる新入生とともに、さらに、より良いものを作り上げてください。
3年間、愛のこもった教育をしてくださった、先生方。授業から行事、部活動、受験まで、私達を支えてくれました。学年団の先生方を筆頭に、これまでお世話になった、すべての先生方。本当に、ありがとうございました。
家族の皆様。中学校3年間、特にこの1年間は、悩みが尽きなかったと思います。それでも、私達をサポートしてくれました。塾の送迎、私達への励まし、応援。思春期の私達は、いつもは思うように感謝を伝えられませんが、今日だけは、素直になって伝えます。これまで、本当にありがとうございました。これから先も、私達のことを見守ってください。
私達は、こんなにもたくさんの方から、大きな愛情をもらっていました。今度は私達が、今までしてもらった分、誰かを助け、強く優しい人間になることを、ここに宣言します。
これから、私達は別々の道を歩んでいくことになります。その途中で、挫折や困難が待ち受けていたとしても、己を信じて、仲間を信じて、支え合いながら、自分の道を突き進んでいきましょう。
最後になりますが、これまで支えてくださった全ての方々に、感謝の気持ちを込めて、答辞といたします。
私達、第78期卒業生のこれからが、希望に満ちたものであることを願って。
卒業、おめでとう。
令和八年 三月十三日 卒業生代表